感じたこと

私のお父さん

私は、2台のケータイ電話を持っている。

一台は、普段利用しているものと、もう一台はガラケーで、両親と子供たちを預けている保育園や幼稚園の先生方に、万が一スマホで連絡が取れな時用に、番号を教えている。なので、ほとんど利用することがないので、充電が切れていることが多い。2-3週間電源が入っていないこともざらで、「あ!」と気づいて充電をすると、その数十分前か、数時間前に父親からメールが入っていることがよくある。

「元気にしていますか?風邪はひいていませんか?」いつも同じメッセージ。

先日、メールを見てなんだかお父さんと話がしたくて、電話を掛けた。「どうした?なんかあったのか?」といつもの優しい声で、30分くらい話をした。

私の父は、怒鳴ったり、怒ったり、力で押さえつけたりすることがなく、感情だけで突き進むことがない穏やかな人です。幼い私は、そんな父親に物足りなさや、私への興味の無さを感じていて寂しく思っていた。お友達が言うお父さんに怒られた話を羨ましく聞いていたのを覚えている。唯一覚えている父親にものすごく怒られた時は、中学生の時に親に内緒で眉毛を細くしたときと、短大生の時に、おへそにピアスを開けたとき。私が勝手に自分で自分の体に手を加えたときだけだった。

父は、身体を動かすことと、本を読むことが好きな人で、私は、お父さんと一緒に何かがやりたくて、小学生のころから父とマラソンをしていた。中学生くらいになって、父の本棚から本を借りて読んだりしていた。

高校生の頃、英語の勉強をするのが好きだった私は、よく家で英語だけは勉強していて、そんな私をみて、「おまえ、いい顔してるなあ」と声をかけてくれていた。

子供の頃、猫を4匹飼っていて、3匹は私が拾ってきた。最後の一匹は、家の前に捨てられていた子猫で、私が飼いたいと母親に相談したけど、もうすでに3匹もいるからやめてほしいと言われてあきらめた。そんなやり取りを知ってか知らずか、その数日後、仕事帰りの父が、スーツ姿でその子猫を連れて帰ってきた。

先日の電話の最後に、「2日前にお前が海外旅行に行ったお土産で買ってくれたキーホルダーが壊れちゃったから、何かあったんじゃないかと心配してたんだよ。」と。もう、10年以上も前にあげたお土産だ。

私の父親はこういう人です。

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ずいぶんと長い間、私は父親のことを誤解していたんだな。何にもわからず、何にも受けとろうとせず、ずっと反発しかしてこなかったんだな。

愛されていなかったんじゃなくて、私が気づいていなかっただけだった。

 

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